山梨県は日本一の桃の産地。その美味しさの秘密は、恵まれた自然環境にあります。
1.たっぷりの太陽を浴びて甘く育つ
山梨は全国トップクラスの日照時間を誇り、太陽の光をたっぷり浴びた桃は糖度が高くなります。
2.水はけの良い土壌で健やかに成長
扇状地の傾斜地に広がる畑は水はけが良く、余分な水分が溜まらないため、甘みの凝縮した桃が育ちます。
3.昼夜の寒暖差が甘さを引き出す
昼間の光合成で作られた糖分が、夜の冷え込みで果実に蓄えられ、濃厚な甘みのある桃になります。

ちよひめ
6月中旬になると、山梨の果樹園では「ちよひめ」の収穫が始まります。これは、山梨で最も早く出回る桃の一つ。小ぶりながらも、果汁たっぷりで甘みが強いのが特徴です。酸味がほとんどなく、口に入れた瞬間にジューシーな果汁が広がるので、桃好きにはたまらない一品。柔らかめの果肉で、まるで夏の始まりを告げるかのようなフレッシュな味わいが楽しめます。

日川白鳳
6月下旬から7月上旬にかけて出回る早生(わせ)の品種です。果皮は鮮やかな赤みを帯び、果肉はなめらかで果汁たっぷり。とろけるような舌触りと、上品な甘みが魅力の桃です。酸味は控えめなので、甘みをしっかり感じられます。早生品種の中でも特に人気が高く、一足早く夏の味覚を楽しみたい方におすすめです。

夢みずき
山梨県で生まれた新品種「夢みずき」は、7月上旬から収穫が始まります。糖度が高く、しっとりとした果肉が特徴。大玉で見た目も美しく、甘みとジューシーさのバランスが絶妙な一品です。口の中に広がる豊潤な果汁と、やさしい甘みが心地よく、食べるたびに幸せな気分にさせてくれる桃です。

白鳳
7月中旬から下旬にかけて収穫される、日本を代表する桃の品種。果肉は乳白色で繊細な舌触りが特徴です。果汁が非常に多く、ひと口食べると濃厚な甘みが口いっぱいに広がります。柔らかく、香り高い桃を楽しみたい方には、絶対に外せない品種です。

川中島白桃
8月上旬から中旬に収穫される「川中島白桃」は、硬めの果肉が特徴の品種です。300gを超える大玉で、甘さが強く、しっかりとした歯ごたえがあります。時間が経つと少しずつ果肉が柔らかくなるため、お好みのタイミングで食べるのも楽しみの一つ。硬めの桃が好きな方には、特におすすめです。

なつっこ
白鳳と川中島白桃を掛け合わせた品種で、7月下旬から8月上旬に収穫されます。大玉でしっかりとした果肉が特徴。甘みが強く、ほんのりとした酸味がアクセントになっています。食感がよく、口当たりのなめらかさも魅力。日持ちも良いため、贈答用にも人気のある品種です。
【その他】
幸茜、あかつき、加納岩白桃 など