その愛らしい姿かたちと芳しい甘い香りが大人気の夏の果物、桃。
桃にはさまざまな品種があり、品種ごとにおいしさも変わるのをご存知でしょうか。
日川白鳳は熟すとやわらかく、滴り落ちるほどの果汁がジューシーな早生品種の桃です。今回は日川白鳳の魅力についてご紹介します。
山梨県の主力品種、日川白鳳
日川白鳳は白鳳の枝変わり品種で、山梨県山梨市の田草川利幸氏によって発見されました。
品種登録は1981年5月と古く、40年もの長い間、山梨で育てられてきた品種です。桃の生産量が日本一の山梨県で、日川白鳳は作付面積の半分以上を占める品種で、他県を大きく引き離すほどの量が栽培されています。
親である白鳳の個性を受け継ぎ、繊維質が少なくなめらかな口当たりの、やわらかくてとてもジューシーな品種です。
その果汁の量は、まるごとかぶりつくと果汁がぽたぽたと滴り落ちるほど。
糖度は11~13度とさほど高くはないのですが、酸味が少ないので甘みを感じられることから、やわらかい桃を好む人にはたまらない品種です。
1個が200~250gほどの大きさで、ころんと丸い形をしています。全体に赤く色づきやすく、熟すと少し黒ずんだ赤い色になります。
シーズンの序盤である、6月下旬頃から収穫ができる早生品種で、7月下旬頃まで収穫が続きます。
山梨の日川白鳳がおいしい理由
山梨県以外にも日川白鳳を育てている地域はありますが、山梨の日川白鳳はそのおいしさに定評があります。
なぜなら、桃を栽培する上で、必要な自然条件が全て揃っているからです。
山梨県の中央にある甲府盆地は、四方を山に囲まれ、外からの気候の影響を受けにくい土地で、扇状地になっているため水はけがよく、果樹栽培に適しています。
盆地のため昼夜の寒暖の差が大きく、日照時間も日本一長いことで知られています。そして、山梨県は日本のミネラルウォーター発祥の地でもあります。
ミネラルウォーターが一般的になった現在でもそのシェアは全体の4割といわれ、山梨の山々は「天然の水がめ」と呼ばれるほどの水をたたえています。
岩盤から湧き出るミネラル豊富な水は、日川白鳳を育む上での大切な要素のひとつ。良質の水とともに、肥沃な土壌に含まれた養分を吸い上げることで、山梨の桃は大きくおいしく育つのです。
食べるなら、樹上完熟した日川白鳳を!
せっかく日川白鳳を通販で購入するのなら、ぜひ樹上完熟したものを購入できるショップで取り寄せてみてください。
どんな果物もそうですが、通常は収穫を行ってから農協に運び、農協が豊洲などの市場へ出荷をします。
そこから果物店や青果店に並ぶため、手元に届くには4~5日かかってしまいます。そのため、完熟する手前の状態で収穫を行い、出荷するのです。
甲斐国物語では、農協や市場を通さない、産直の通販の強みを活かし、樹の上で完熟するまでじっと待ち、朝もぎたてのものをその日のうちに発送しています。
太陽の光をたっぷりと浴びて、ぎりぎりまで樹の上で育った日川白鳳は、ひと味もふた味も違う、とびきりジューシーな味わい。未体験のおいしさをぜひ実感してみてください。
日川白鳳のおいしい食べ方は?
さて、お取り寄せをした樹上完熟の桃が、お手元に届いたとします。樹上完熟の桃をおいしく食べるには、いくつかの決まりがあります。
まず、桃が届いたら、常温で保存するようにしましょう。
おそらく、急いで冷蔵庫にしまう人が圧倒的に多いのではないかと思いますが、桃に限らず、果物は冷蔵時間が長いと、甘みが抜けていってしまうのです。
せっかくの甘さを味わうためにも、果物を冷やすのは食べる30分~1時間前に。そのくらいでも十分に冷えます。
冷蔵庫で冷やしたら、水洗いして皮をむきます。皮のすぐ下にうまみが詰まった層があるので、なるべく薄くむくようにしましょう。
甘みはお尻の方が強いので、縦にくし切りにして食べるとおいしく食べられます。
桃はとてもデリケートなので、常温で保存するときは、日陰の風通しのいい所で。
また、重さがかかったり、強く触ったりすると、そこから傷んでしまうので、注意して保存しましょう。
樹上で完熟しているので、もちろん食べるのはお早めに。
桃が持つ本来の味わいを、ぜひお取り寄せしてお楽しみください。
ふるさと納税の返礼品や、贈答用としても
山梨県産の日川白鳳は、その確かなおいしさから、お中元などのサマーギフトにも喜ばれています。
桃は不老長寿を表す果物として、また、魔除けや厄除けの意味もあることから、大切な人への贈り物にもぴったりです。
季節を運ぶお取り寄せとして、出身地や思い出の場所へのふるさと納税返礼品として、ぜひ山梨の桃をどうぞ。樹上完熟ならではの濃密な甘い香りと、とろけるようにジューシーな味わいを、どうぞお試しください。
当店では完熟した果物の、本当のおいしさをお届け出来るよう、ひとつひとつのプロセスをていねいに行っています。
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